No.002
柴崎様邸

お庭作りが大好きなご夫婦からのご相談です。
道路際の土のスペースにはナスやピーマンなどを栽培しています。
今回のご依頼は建物の南側に残された土のスペースの有効利用です。

施工前の状態Before

隣の家が敷地の境界ギリギリまで建っているため、
「日当たりが悪いこと」と「湿気が多いこと」を一番気にされていらっしゃいました。
「花壇や菜園を作れるのかしら・・・」
まずはこの問題をクリアする必要がありました。

また、お庭のスペース自体も幅が狭く、奥に長いため、普通に作ってしまうと使いにくい
お庭になってしまいます。幅が約2.5m、奥行きが9.5mとスペースに限りがあるので、
ムダなデッドスペースは一切残せません。

「敷地を使い切る」発想が必要です。

Before
Before

お客様からのご要望

  • 細長く残されたお庭のスペースを有効活用したい。
  • 日当たりが悪く、一部しか陽が差し込まないので、植物が育つか不安
  • 周りを建物に囲われているため、ジメジメとしていて雰囲気が悪い
  • 道路から丸見えなので、庭いじりしている姿が見られてしまう。
  • ガーデンルームは欲しいが、敷地が狭いためちゃんと作れるのか疑問

ご要望を踏まえて私たちがご提案したこと

Before
Before

リビングルームの掃き出し窓から出入りできるガーデンルームを作ることは可能な幅があるので、 今回はこのガーデンルームを、敷地の外と中を区切る 「目隠し兼・仕切り」として使うことを考えました。

通常サイズのガーデンルームだと、隣の家との境界に使えないスペースが余ってしまうため、 少し大きめのガーデンルームを敷地サイズに合わせてカットする方法を取りました。
これで敷地の余りはなんと「0cm」

Before
Before

次に、「日当たりの悪さ」「ジメジメ感」を解消し、なおかつ毎日出やすいお庭を作るために、 お庭全体の高さを上げてしまうことを考えました。
通常、家の室内は外と比べて40~60cmほど高くなっています。家の基礎の高さ分ですね。

普通にお庭を作る発想だと、家の窓から階段をつけ、お庭に「下りる」という発想になりますが、 これだと毎回階段で上り下りをしなくてはなりません。

Before
Before

使い方の90%は「室内から直接お庭に出る」ということになるので、 それならいっそのことお庭を建物の中と同じに してしまった方が圧倒的に使い勝手が良くなります。
また、地面そのものが高くなることで、日当たりの悪さもかなり改善されます。
低い場所の方が陽が差し込みにくいからです。ジメジメ感というのは「水はけの悪さ」が原因です。
これも地面のレベルが上がることで、雨水は低い道路の方に流れていきますので、敷地内に水が貯まることを回避できます。

また、「花壇」や「家庭菜園」のスペースをきちんと区割りし、無闇に土のままで庭を残さないことで、水はけの悪さはほとんど解消されます。

今回はさらに、お庭の奥にいくにつれて「段々畑」状に徐々に高さを上げるデザインにしました。
これは水はけの考慮と同時に、細長い庭のカタチを逆手にとって、奥行き感を出すことが出来ます。

そして生まれ変わったお庭がこちら

施工後After

まず驚くのが「広さ」です。 施工前の写真を見ると、ほとんど何も出来ないのではないかと お客さまも大変心配されていましたが、実際にはこれだけのことが出来ます。

最大サイズのガーデンルームを設置

手前には最大サイズのガーデンルームを設置。
これは「ハピーナ」という新しい商品で、今までの商品は窓がポリカーボネート(プラスチック)だったのに対し、全面本物のガラスになっています。
窓1枚のサイズも大きく、窓枠が少ないので光を最大限取り入れることができます。
幅が約3.5m、奥行きが約2.6m、広さにして約8畳ありますから、完全に一部屋増築したようなものです。

窓の下に「腰壁(こしかべ)」を新たに設置

室内から見えるガーデンルームのアルミ部分を隠すために、窓の下は「腰壁(こしかべ)」を新たに設置。 正面には室内用のアレンジタイルを貼ってアクセントにしました。 腰壁の上は自然石でちょっとした置き台をつくり、小さなプランターやインテリア用品を飾れるようにしてあります。

古城のようなアンティーク感のある奥のお庭

奥のお庭は、中央に曲線の小道を配し、左右にレンガとピンコロ石を使った3連の花壇と家庭菜園を設けました。
あえて3つに分割したのは、使いやすさへの配慮と、見た目の遊び心を両立するためです。
レンガは高さもランダムにし、古城のようなアンティーク感を感じられるようにしました。

ピンコロ石の家庭菜園は、3つとも色の違う材料を使って作ってあります。
楕円を3連でイレギュラーに組み合わせるちょっと変わったデザインを採用。
作業のしやすさを考慮し、どの角度からでも余すところなく使えるようにしてあります。

お客様からのお喜びの声はこちらです

「余ったスペースを有効的に使いたい」という方には
とても参考になる事例だと思います。