大規模リガーデンでオープンスタイルに

早田様邸には玄関前に既存の大きな壁があり、どこか暗い印象でした。お引っ越しをされてからDIYでアレンジを加えても、前面に壁があるせいで、せっかくのデザインも通りから見えない状態です。また駐車スペースがなく、リガーデンによって壁をなくし、駐車場をつくりたいとお考えになった早田様。
まずは機能面で抱えておられる問題を解決することが重要です。最初に取りかかったのは、前面の大きな壁の撤去。この壁がなくなるだけで、玄関前に光りが差し込んできます。また壁をなくしたことで、駐車スペースをつくることができました。玄関の横に車を駐車できるようになり、日々の乗り降りも便利になりました。
しかし、壁をなくしたことで発覚した問題が・・・。それは玄関が道路面よりも低いということです。このままでは、雨が降ったときに家の中に雨水が流れてきてしまいます。この問題を解決するためにドアの前を一段低くし、勾配をつけ、排水処理を施しました。これで大雨が降っても敷地に水が溜まらず安心して過ごすことができます。
機能面を解決した後は、デザイン面です。アプローチ全体には、イエロー系の乱形石を貼り、明るい空間にデザインしました。自然石のキラキラとした石目がアプローチを華やかな印象にします。また自然の素材を使うことで、温かみも感じられる空間に。強度のある自然石を使用しているので、車が乗り入れても問題ありません。
乱形石以外にも空間を明るくしてくれるのは、既存の花壇前に敷設した人工芝です。人工芝はナチュラルさもアップさせてくれますね。手入れが要らない人工芝は、景観を美しくすると同時に、眺めるたびに気持ちにゆとりと癒しをもたらしてくれます。
隣地の境界には白いウッドフェンスを設置し、目隠しを設けました。プライバシーを確保するため、背の高いフェンスを設置していますが、白いフェンスにすることで圧迫感を軽減し、空間も明るくなります。そして明るい空間の中にもメリハリを付けるため、ブラックの小物で空間を引き締めます。
奥様がご用意された窓の格子と表札に合わせて、インターホンカバーもブラックで統一しました。表札もインターホンカバーも丸みを帯びているので、アプローチの柔らかな雰囲気にも合っています。曲線が美しいアイアンのアイテムが玄関まわりに高級感をプラス。リガーデンによって暗いイメージのアプローチが明るくなり、使い勝手もデザイン性も格段に変化したオープンエクステリアになりました。