物置

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DESIGN POINT 1

縁の下の力持ち、エクステリアに必要な物置

車や自転車を手入れする工具、アウトドアやガーデニング用品、またマリンスポーツやウィンタースポーツのアイテムなどは家の中で保管するには場所をとってしまったり、汚れを持ち込んでしまう心配があります。そんな時、物置があれば、家の中もすっきりして、室内空間を有効活用できます。また外で使用するものを家の中に持ち込まなくて済むので、家の中が汚れることもありません。しかしエクステリア工事の際に「とりあえず物置はあった方が良いかな」、「物置は大きければいい、目立たなければいい」という思いで物置を設置すると後悔する場合もあります。物置は一度設置したら、なかなか替えることはないので、よく吟味して失敗のない物置選びをしたいと思いますね。
大きなものも保管することが出来る物置。つい敷地の奥に配置してしまいがちです。一度入れたら中に何を入れたか忘れてしまう事もありますね。物置の中身をあまり意識できないのは、配置場所以上に購入した物置と家の方の使い方が上手くマッチしていない可能性もあります。購入して組み立ててから、いまいち使い勝手が良くない事に気づいた・・・なんてことにならないように、我が家に必要なのはどんな物置かをしっかりと見極めてから購入しましょう。ここでは正しい物置選びのポイントをご紹介します。

DESIGN POINT 2

収納しやすくするためのポイント

我が家にはなぜ物置が必要なのか、物置を買って何をしまうのか、そこから考えていきましょう。まずは物置に何をしまうか、リストアップすることが肝要です。現時点で何を収納するのかはもちろん、将来的にどんなものを購入していくことになるのかを予想するのも大切です。「今の生活状況ならこの大きさで十分」と思っていても家族や趣味が増えたらあっと言う間に容量オーバーになってしまう可能性もあります。
物置に収納するものと言えば、灯油や水を入れたポリタンクや冬用のタイヤ、ゴルフやスノーボードなどのアウトドア用品があげられます。災害に備えて非常用の防災用品も入れたいと思う方もいらっしゃることでしょう。ただ、どんなに必要な物も必要なタイミングですぐに取り出せることが重要です。物置を開けると収納しているものがすぐに分かるように置きましょう。
まずは内部を見やすくするための工夫の第一歩としては、2枚扉よりも3枚扉のものを選ぶのが良いでしょう。収納力と同じくらい、間口の広さは重要ポイントです。小さなサイズの物置の場合、2枚扉では庫内に大型のものを出し入れするのは限界があります。その点3枚扉なら開口部が大きく、真ん中の空間への収納も簡単に行なえます。
最近の物置は最初からラックが付属していますが、もし細々した物を沢山保管しておくならば新たに金属製のラックを扉と平行に設置するのが良いかもしれません。小さいものを全て一つの箱にまとめていると、いざという時にスムーズに取り出せなくなる可能性があります。扉を開けたらいつでもどこに何があるか把握できるようにしておくと良いでしょう。
スキー板や高枝切り鋏など長ものを収納する場合もありますね。棚が壁面を全て占拠していると場所を取る大きく長いアイテムを収納しにくくしてしまうので、長物を収納する予定があるかなど使い方をしっかりと思い描いてから物置を選びましょう。

DESIGN POINT 3

物置の収納に適さないもの

物置の中に収納されていても、物置内の収納物は温度差の影響を常に受けています。温度差に弱い衣類や写真などは物置内ではなく屋内での収納が望ましいでしょう。一般に夏場で外気が32℃位であれば、物置内部は48℃位まで温度が上昇しています。食料品なども物置収納には不向きです。農薬や塗料、油等も温度差によっては劣化するものもあるので、注意書きをよく読みましょう。保管場所が「冷暗所保管」と注意書きに記載されているものに関しては、物置での収納は避けて屋内で保管しておく方が賢明です。また最近では断熱材がついた物置もありますので、選択肢の一つとして考えると良いかもしれません。

DESIGN POINT 4

失敗しない物置選びのポイント

  • サイズ
    物置のサイズ選びは大切です。小さすぎては収納したい物が入らりきらず、大きすぎるとつい乱雑に収納してしまうことも。ポイントとしては「収納量(70%)+30%の余裕+扉」の3点です。入れる荷物の量を70%程度と考えた時、30%分の余裕を意識しましょう。容量ギリギリまで入れてしまうと出し入れしにくいだけでなく、どこに何があるか分からなくなってしまいます。物置の扉も重要です。扉は出し入れのしやすさに影響します。1.開口部が大きく開く事、2.左右両方向から開けられる事、3.鍵がなくても閉められる仮ロックが付いている事、4.開けやすい取っ手である事の4つは押さえておきましょう。
  • 強度
    日本は南北に伸びているので、気候に寒暖の差があります。物置選びも夏の熱気に強いか、冬の結露・雪害に強いかを考えて選びましょう。物置にはオーソドックスな標準タイプのほかに、耐雪タイプ、耐熱タイプがあります。極端な気候でなければ標準タイプで十分です。豪雪地域では耐荷重を考えて雪の重みに耐えられるものを選ぶべきです。標準タイプは約60cmの積雪にまで耐えられますが、それ以上積もる地域の場合は耐雪タイプを選択しましょう。夏の気温対策には、断熱材入りのタイプがおすすめです。
  • 耐久年数
    物置の素材には、木製、金属製、FRP(繊維強化プラスチック)製など色々な種類がありますが、設置する環境によって物置の耐久年数も少し変わってきます。海外で一番人気があるのが木製の物置です。耐久年数が高く、全天候型で、ラインナップも充実している点が人気の理由です。しかし、一番のネックは生木であるがゆえの腐食の心配があります。こまめにメンテナンスして長期間使えるように維持してくことが大切です。日本製の物置は金属タイプがほとんどです。耐久年数も比較的高く、強度も高いので人気があります。難点はデザイン性に乏しいいこと。FRP(繊維強化プラスチック)製はメンテナンスがほとんど要らず、設置も解体も簡単という長所があります。それぞれ一長一短がありますが、日頃からメンテナンスをして長く使えるように心がけましょう。
  • 設置場所
    物置の寸法だけではなく物を出し入れしたり、仮置きするためのスペースも確保しておくと便利です。また扉が観音開きの場合は扉を開けるための寸法が必要でしょう。加えて物置は様々なものをしまっておくため、湿気が少なく風通しの良い場所がベストです。
  • デザイン性
    駐車場の奥や家の裏側といった空間であればサイズや使い勝手を重視し、玄関の脇やアプローチをの一角など比較的に目に入る場所に設置する場合はデザイン性や外観にこだわりつつ圧迫感を与えないサイズのものを選ぶほうが良いでしょう。物を収納する物置ですが、デザイン性の高い物置ならアプローチを飾ることができます。

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DESIGN POINT 5

物置設置に関する注意点

サイズ、使い途、デザインなどを考えた上で選んだ物置も、条件によっては設置が難しいケースもあります。最後に物置設置における注意点を幾つかご紹介していきます。これらに該当する場合は再度の検討が必要となるかもしれませんので注意しましょう。

  • 設置に適さない場所
    物置はスペースさえあればどこにでも設置出来るとは限りません。転倒や落下の可能性がある場所や、災害が起こった際に避難の妨げとなる場所、変形や破損をする危険性のある場所の設置は控えましょう。具体的には、マンションのベランダや屋上など風当たりが強い場所、バルコニーなど避難通路にあたる場所、給湯器やエアコンの室外機の前など湿気や熱気を受ける場所、常に湿っている場所や地盤の柔らかい場所、屋根から雪や雨水が直接物置に落ちてくる場所等です。設置場所によっては建築確認申請が必要な場合もあります。設置場所については、予め販売店や施工会社に相談しておけば安全です。
  • 既存の物置を移動する場合
    お庭のリフォーム工事において、既存の物置を移動することがあります。小型のものであれば比較的容易ですが、基本的には物置の移動は中の収納物を一度出し、物置をバラしてから移動し再度組み立てます。古い物置であるほど一度バラしたものを組み立てた時にきしみや不具合が生じやすく、以前のように使えなくなるケースもあるので、物置の移動は保証外であることを覚えておきましょう。(トラブル回避のため、物置の移動を受け付けない施工会社もあります)

物置は用途に合わせたサイズや機能、現時点のみならず将来の使用用途も想像する、長く使うために劣化を早める使い方・設置場所は控える等といった点が大切です。一度設置してしまうと簡単には交換できないものなので、最適な物置を選びましょう。