可愛らしさとナチュラルテイストが融合したデザインウォール

施工前は三方が空き地や畑に囲まれ、吹きさらしという状態。デザイン面・防犯面の双方を満たすエクステリアが必要でした。お住まいの外観に合わせて、ドアを守るデザインウォールもキュートにデザインしました。白を基調としたデザインウォールだけが玄関ドアのすぐ前にあると圧迫感を感じてしまうので、両端にはアルミ製のウッドポールを立てました。隙間がある事で圧迫感を軽減し開放感を与えてくれます。ドアから直接道路に出られない設計のため、お子様の飛び出し防止にもなっています。
デザインウォールを少しセットバックさせたことで余った床面には、可愛らしい花鉢を置きました。デザインウォールを凹ませた所には、モザイクタイルと切り文字タイプの表札を設置。モダンなアイテムを取り入れて可愛らしくなり過ぎないように工夫しました。夜は庇の部分に埋め込んだバーライトが暖色系の明かりで表札を照らします。
右側のデザインウォールにはステンレスのカバーを付けたインターフォンを設置。クリーム色の櫛引仕上げにして左側のデザインウォールとのメリハリをつけました。インパクト大のポストは、赤いモダンな物をチョイスすることで引き締まった印象を与えています。床面の乱形石もアースカラーをチョイスして、門周りに重厚な雰囲気が加わりました。自然素材を使うことで、ナチュラルテイストに仕上げた門まわりとマッチしていますね。 砂利の面に等間隔に仕込んだフットライトや上部のバーライトはお休みタイマーで管理。予め点灯時間をセットしておけばその通りに消灯するので手間が掛かりません。

すっきりと仕上げたカースペースとタイルのステップ

駐車スペースにはピンコロ石でラインを引いて床面のアクセントにしました。ラインを入る事で、クラック（ひび割れ）を防ぐ効果があります。リビングの掃き出し窓前にはお庭に出易いように、タイルで２段のステップを造作。外でお茶を楽しむ時などにも活用できますね。

窓の前にウリンのウッドフェンスを設置

全体では奥やお隣の植栽をあえて目に入るようにすることで奥行きがあるように見せる借景という技法を活用。視線が気になる窓の前だけはウリン材のフェンスでしっかり目隠ししてあります。ウリンは天然木で、非常に固く、反りや割れ、腐敗などの経年劣化がほとんどない人気の木材です。赤い色が落ちきったらその後数十年は同じ姿を保つと言われているため、ローメンテナンスなのが特徴です。