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余裕のある敷地に新居がポツンと佇む施工前のお庭。駐車スペースなどは自由度がありますが、砂利の敷かれた舗装が少し無機質な雰囲気。
ゆったりとセットバックした気品ある門構えの外構に思わず目を奪われる、存在感たっぷりのデザインへリフォーム。風に揺れる雄大なココスヤシと芝の緑が眩しく輝き、表情豊かな天然石のタイルによく映えます。広々とした敷地のスケール感を余すことなく活かしきった景観は、海外のリゾートホテルのようにリュクスでスタイリッシュ。贅沢にレイアウトされた石貼の先には気品溢れるゲートが佇み、ご家族やお客様を迎え入れます。歩みを進めるにつれ、目に飛び込んでくる景色はここにしかない「癒し」と「開放感」に満ちています。
南面に大きく開口部を設けたご自宅の前に、光が降り注ぐ申し分のないほどの敷地が広がる朝妻様邸。広く明るい庭、というと、何でも自由にプランができそうなイメージがありますね。それでも癒樹工房に出逢う前には、他で何回かプランを提示してもらったものの、どれも決め手に欠けていたとか。
実は制約の少ない広い敷地のプランは意外と設計者泣かせとも言われます。その要因のひとつが、どこに何を配置するのか逆に悩ましい、という問題。贅沢な悩みのようですが、阻害する障害物などが少ないと、趣のあるお庭づくりには欠かせない遠近感やフォーカルポイントなどの演出がかえって難しくなり、デザインにメリハリを付けにくいのです。むしろ、制約が多い方がやるべきことが明確になりやすいのかもしれませんね。
デザインはもちろんのこと、コストとのバランスも大切です。敷地が広大であればあるほど、舗装やフェンス等、あまり凝る必要のない場所に莫大な費用がかってしまう、という問題もよく聞かれます。地味な部分にばかりお金がかかって、イメージとかけ離れてしまったのでは、本末転倒ですね。
こうした敷地特有の悩みに応えたプランニングは誰にでも容易にできることではなく、高い技術力、充実した経験やセンスが必要になってきます。つまり熟練したプランナーの腕の見せどころ、といったところでしょうか。
お客様の大切なご予算を、どこにどれだけ傾けるか…？ こうした事例のプランにおいては、コストとデザインの絶妙なバランス感、その落としどころが要（かなめ）となって来るのです。
モダンなゲートをくぐると目の前に広がるのは、ダイナミックに張り巡らされた芝、迫力ある土間コンクリートの駐車スペース、洗練された天然石タイルのアプローチの織りなす大胆なレイアウト。お庭というよりは、ランドスケープデザインの域に達している感のある朝妻様邸は大きく分けて４つのゾーンに分けられます。
１つは3台分のガレージ、そして屋外の2台分の予備の駐車スペース、１階東南の部屋の前には同居するお母様のイングリッシュガーデン、そしてバッグヤードには息子さんの趣味スペースとなる2台分のガレージが整然と配置されています。
ガレージのような構造物がお庭に配置される場合、どうしても人工的な印象がその雰囲気を損ねがちですが、このお庭の中では不思議とそれを感じさせません。というのも、ここで採用したのは近年、注目されるようになっている「デザイナーズガレージ」とも言われる居住空間にも注目した高級感のある製品。デザインがシンプルでお洒落というだけでなく、使われている素材や仕様にもこだわったガレージがお庭をよりスタイリッシュに演出します。
一方で、お母様のお部屋の前に造られたイングリッシュガーデンは、レンガの花壇や丹精込めて育てている薔薇のアーチが目を引くエレガントな雰囲気。玄関前の株立ちのアオダモも野趣溢れるシルエットで建物を引き立てます。
こうした異なるコンセプトの空間をゆったりと繋ぐのが、石英岩の洗練された表情を再現したタイルアプローチ。落ち着いた色味の石畳が景観をやわらかに引き締めています。
この広い敷地ならではの伸びやかでゆとりある景色づくりは熟練のプランナーならではの技術ともいえそうです。
今回は広大な敷地を生かし、海外リゾートのようなお庭づくりを目指された朝妻様ご夫妻がご登場。持て余してしまうほどの広大なお庭をどのようにして理想の形へと完成されたのでしょうか？ 担当者との出会いから完成までのエピソードをお伺いしました。
新築を建てたときにハウスメーカー紹介の外構業者さんに相談していたのですが、その頃ちょうど取込事が重なってしまったりして、外構は延ばし延ばしになってしまったんです。一応その業者さんにプランニングもしていただいたのですが、なかなか気にいるものが出てこなくて。妥協はしたくなかったので、結局何度かプランを立ててもらいましたが、やっぱり駄目でした。なので、家が出来てからしばらくの間、一面砂利敷のまま過ごしていました。
庭に勾配をつけたい、3台分のガレージがつくりたい、など希望するイメージがいくつかありましたが、担当者の方からはほとんど「できない」「難しい」といった返答が多く、なかなか響くものは出てきませんでした。きっと、その方とのフィーリングも合わなかったんだろうなと思います。そこで、いろいろ施工事例をネットで探しているうちに癒樹工房さんのサイトを見つけて、早速資料を送ってもらったんです。
旦那様はバイクがご趣味。「ガレージはこだわりたかった」と振り返る。
カタログが届いてからすぐに皆川さん（担当）からお電話をいただきました。うちのようなお庭はカタログの事例にもなかなか無いような規模でしたから、すぐに実際に見に来ていただいて、早速プランを2つ程作っていただきました。皆川さんはとてもダンディな印象で、装いもとてもオシャレだったので、お庭も「おしゃれにしてくれそう！」と楽しみでした。
実は最初の打ち合わせの後に、この付近一帯が水害に遭ってしまって、最初にお打ち合わせをしてから1年くらい経ってから、改めてお打ち合わせをスタートしたんです。それによって「水害対策」と「クローズド外構」がお庭の大きなテーマになりました。
2つプランをいただいたのですが、どっちのプランも本当に素敵で、どっちが良いか迷ったくらいでした。地元にもいくつか外構業者はありますが、やっぱりセンスという部分では難しいと思うんですよね。やっぱり外構って“家の顔“じゃないですか？大切な顔だからこそ、後悔のないようにこだわりたいと思っていたので、皆川さんに素敵なご提案をいただいたときは、すごくうれしかったですね。
皆川さんがいてくれたからこそ完成した外構だと思っています。細かい提案をしてくれて、一番が決められないほど全部がお気に入りです。
「お庭は“家の顔”。凝ったものにしたかったんです」と奥様。
梅雨時期や夕立が多い季節に当たったりして、職人さんたちがなかなか作業できない期間もあり半年くらい工事期間はかかりましたが、工事が終わると寂しいと思ってしまうほど、皆さん本当に良い方ばかりでした。少しずつ完成していく様を見るのはとても楽しかったです。大変だっただろうと感じたのは、ガレージですね。子どもが格闘技をやっているのですが、ガレージにサンドバッグを吊るしたくて、内側を特注で作ってもらいました。
今まで家の前を通ってなかった人が犬の散歩コースにしはじめたり、夜シャッターゲートが降りてライトアップされると、近所の方が見に来たり。「自分の家の外構の参考にしたい」と見学に来る方もいました。
夏場はバーベキューをしたり、お庭で薔薇を育てたり、犬が自由に走り回ったりして楽しんでいます。ガレージは子どもが秘密基地のように気に入っていますし、大人たちも隠れ家的にお酒片手にくつろいだりして楽しんでいるんですよ（笑）。
担当者と久々の再会で、当時のエピソードに華が咲くご夫妻。
お家建てるときって、ローンの関係もありますし「外構も一緒にやらないと」と焦ってしまいますが、せっかくの“家の顔”ですから、自分の理想を取り入れてつくったほうがいいと思うんですよね。そのほうが満足感もありますし、後悔しないのではないでしょうか。外構の知識がある人は少ないですから、初めてのお庭づくりで悩むことや、分からないことがたくさん出てきてしまいますが、癒樹工房さんはすべて受け止めてくれます。担当者の方はもちろん職人さんたちも皆さん信頼できる方ばかりです。なかなか理想のプランに出会えず悩んでいる方にはぜひおすすめしたいです。
ありがとうございました！ご家族皆さんのライフスタイルに合わせて、これからも理想のお庭づくりを楽しんでください。
理想のお庭を手に入れて、さらにご家族それぞれの趣味の幅も広がったと語る朝妻ご夫妻。
これからも年月を重ねていくことで、ますますお庭の新しい楽しみを見い出されていくのでしょう。
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