新築エクステリア工事施工事例集
限られた空間を最大限に活かしたゆとりのエクステリアデザイン〜神田様邸〜
住まいの顔となるファサードや、家族の時間を育むお庭。そこには、ただ機能を満たすだけでなく、住まう人の価値観や人生の豊かさが反映されるべきだと考えます。今回ご紹介する神田様邸は、限られた面積の中でいかに「ゆとり」と「贅沢」を感じられるかを追求した、まさに大人のためのエクステリアです。
DESIGN POINT 1空間のゆとりが品格を生む広々とした玄関ポーチと門柱
神田様邸のファサードを計画する際、最も大切にしたのは「ゆとり」の演出です。通常、玄関へ向かうアプローチは必要最小限のサイズに収めがちですが、今回は限られたエリアの中で、あえてアプローチをゆったりと大きく広げるという贅沢な選択をしました。
既存の玄関ポーチの前に広がるこのアプローチスペースは、落ち着いた質感のタイルで仕上げています。ここは単なる通路ではなく、外出時や帰宅時に一呼吸おいて気持ちを切り替えるための、大切な「余白」の場所としても機能します。さらに、このスペースは「浮き階段加工」を施しており、重厚な素材感の中に軽やかな浮遊感を与えています。段差に仕込んだライン照明が、夜にはドラマチックな陰影を描き出し、足元の安全を守ると同時に、帰るのが楽しみになるような美しい風景を創り出してくれます。
また、門袖(もんそで)には、神田様のご希望であったガラス柱「ロッドクリア(EXALIVE)」を組み込みました。マットなタイル貼りの門袖に、透明感あふれるガラスの質感が加わることで、昼は太陽の光を優しく透過させ、夜はライティングを受けて宝石のように煌めきます。
DESIGN POINT 2贅沢な大判タイルテラスと敷地の有効活用
お庭のコンセプトは、敷地を最大限に使い切ること。神田様邸では、あえて土の部分を残さず、隣地境界まで贅沢に全面タイル仕上げを施しました。室内からのフロアレベルを合わせ、リビングからそのまま出られる高さに設計したことで、室内の空間が外まで広がったような開放感を味わえます。
ここで採用したのは、ハイグレードな600角の大判タイルです。ポイントは、タイルの向きを建物に対して「斜め貼り」にしたこと。視線の流れが対角線上に生まれるため、空間の奥行きがより一層強調される効果があります。
そしてこの広々とした空間を柔らかく彩るのが、二箇所の植栽帯です。季節を告げるシンボルツリーの緑が加わることで、タイルテラスに安らぎの表情が宿ります。
DESIGN POINT 3高尺フェンスが叶える究極のプライベート空間
せっかくの広々としたテラスも、周囲からの視線が気になっては、心からリラックスできる場所にはなりません。そこで、神田様邸では隣地との境界に、高さ2.0mの樹脂フェンス「ニコボード(F&F)」を設置しました。
このフェンスのこだわりは、板幅140mmに対して目地幅を10mmという狭めの設定にした点です。これにより、光や風を緩やかに通しながらも、外からの視線はしっかりとシャットアウトする「カーテン」のような役割を果たします。天然木のような温かみのある風合いの樹脂素材を選ぶことで、テラス全体の印象がふんわりと柔らかくなり、落ち着きのある空間に包まれました。
夜になれば、植栽を照らすスポットライトの光がフェンスの板面に柔らかく反射し、昼間とは異なる幻想的な表情を見せてくれます。

































Garden channel
大手ビルダーの建売ですが、外構のチカラで“帰り道が嬉しくなる家”になりました!癒樹工房の皆さま、この度は素敵なご提案と丁寧な施工を本当にありがとうございました。元々、立地と予算の関係から注文住宅を諦めたということもあり、「せめて外構やお庭だけでも思い通りに作りたい!」と夫が見つけてきたのが癒樹工房さんでした。初回の打ち合わせから、私たちが想像もしなかったデザインをご提案いただき、夫婦共に気持ちが高まりました。いくつかの外構専門店に提案や見積りをお願いしていましたが、これほどまでに仕上がりが楽しみになるご提案は癒樹工房さんだけでしたので(だいぶ予算はオーバーになりましたが…)お願いすることにしました。
真夏の施工だったので、進行はゆっくりではありましたが、「職人に無理をさせない」という姿勢も大変好感が持てました。
出来上がったお庭と外構は、リビングからは庭のタイルデッキとブルーベリーの葉の輝きに和み、夜、ライトアップされた門柱まわりは特に美しく、夫こだわりのガラス柱の気泡も幻想的で大満足です。帰り道、遠くから見える我が家の光に癒される毎日です。ご近所の方にも、「素敵な外構になったわね!」と声を掛けていただいています。
建売でも、外構だけで見違える我が家になり、感謝の気持ちでいっぱいです。プランナーの木村さん、現場責任者の遠山さん、職人の水野さんはじめ皆さま、この度は誠にありがとうございました。
神田 幸江