白亜のオープンカフェテラス

ご自宅兼カフェのリガーデンです。通いたいと思うカフェの条件には、静かに過ごせることやゆっくりとした時間が流れる空間であることが挙げられるようです。
既存の建物からイメージを膨らませ、外でのティータイムが楽しくなるようなナチュラルモダンな雰囲気のエクステリアをプランニング。まずカフェに来られるお客様にゆっくりとした時間を楽しんで頂くために、目隠しの設置を考えました。テラスなどで食事するとき、通行人の視線が気になることがあります。
お客様がお茶やお食事を楽しまれるカフェテラスは、白いデザインウォールで、お店と外の空間を仕切り、周囲の視線が気にならないようにしました。アール状に曲がったデザインウォールは、圧迫感を感じさせません。
カフェテラスへと向かうアプローチはイエローの乱形石で華やかさを加えます。カフェテラスの床面を彩るのはクリーム色のノンスリップタイルです。落ち着いた空間を演出するため、素材はシンプルかつナチュラルなものを選びました。デザインウォールと相まって空間全体が明るくなったように感じられますね。
またホワイト系のカラーは、空間を広く見せてくれる効果があります。外で快適に過ごして頂くために、日差しを遮るパラソルを配置。パラソルを開けば、隣地の建物からの視線も気にならなくなります。

またカフェテラス内に花壇スペースを設け、木陰ができるようにしました。木陰の下で午後の静かなひとときを過ごすことができるでしょう。風になびく樹木からは自然を感じ、開放感溢れる空間でお茶やお食事を楽しめます。隣地の境界側には、常緑の樹木を植えて、ナチュラルな雰囲気を保ったまま目隠しをしています。壁で囲うのとは違い、圧迫感はありません。さらにお店のドア付近には陶器風の可愛らしいガーデンシンクを設置したので、お客様が手を洗いたい時にわざわざお店の中に入らなくても、手を洗うことができます。
夜は、デザインウォールに取り付けたマリンライトで、カフェテラスを優しく包み込みます。植栽の足下にはスポットライトを取り付けているので、夜は昼間とは違った表情をつくり出し、幻想的な空間に。リガーデン前は活用できていない状態のガーデンスペースでしたが、お庭だけでなく、お店全体の雰囲気も明るくなりました。「また行きたい」と思えるような居心地の良い空間にリガーデンすることによって、施工後は常連のお客様からもお褒めの言葉を頂き、ご新規のお客様も増えたそうです。