既存のお庭や門まわりを自分たちに合わせてカスタマイズ

和風の母屋、その奥に建つ洋館スタイルのご自宅、テイストの違う住まいが同じ敷地内に建つS様邸。母屋の横を通るアプローチを抜けた先には広々としたスペースがあり、余裕たっぷりのように見えます。ところが車を停めようとすると障害になるのが、木々や灯篭などのある和風庭園。さらに、車を旋回させるコンクリートの舗装エリアも手狭で駐車しづらいなど、既存のお庭が残されている事による弊害があれこれと生じていました。
親世帯が暮らす母屋と子供世帯の新居、敷地を共有するお宅に悩みは付きもの。それぞれ異なる価値観の家族が求める機能は違って当然です。今やお庭は「眺める庭」から、ガーデニングやアウトドア、DIYなど、自ら能動的に楽しむ場へと変わりつつあります。ご主人も愛車のメンテナンスやスポーツなど、お庭をもっと機能させたい…とリガーデンを思い描き始めたようです。
もう一つ、ご主人が気になっていたのは通りから見える門まわり。母屋の横に細長いアプローチが伸びるだけの味気のないエントランスを「かっこよくしたい！」インパクトのある門構えがもう一つのリクエストでした。
正面に位置する和風の母屋と敷地の奥に建つ洋館、双方の雰囲気を上手く捉えて新たに誕生したのは、ゆったりとしたゲートを携えたエントランス。そして、ゆとり溢れる舗装エリアと遊び心のあるガレージ＆ストックヤード！まさに「思い通りのエクステリア」を叶えたS様のリガーデンは見どころ満載となりました。

圧倒的な華やぎと上質感に富んだゲートのあるエクステリア

家の印象を決めるのは、やはり門まわり。意匠やデザイン性にはこだわりたいですね。S様邸のエントランスの決め手は、広い開口部を囲むように配置されたゲート。自由度が高く上質感の漂う「ホームヤードルーフ」（タカショー）を採用しています。
壁材は耐候性・耐久性が高く、本物の木材を忠実に再現したアートボードに。敷地の奥まで伸びるその先に「何があるのかな？」と思わせるような、好奇心をくすぐる奥行き感を演出します。天井材にもあしらわれたブラックエボニーのシックで気品溢れるゲートのある空間は、毎日出入りするご家族を寛ぎで満たしてくれそうです。
さらに、足元には漆黒の粘板岩が贅沢に張り合わされ、アプローチを優雅に魅せてくれます。和・洋のお住まい、そのどちらにも調和し合い、思わず目を奪われるような華やぎとインパクトのある景観を作り上げています。

舗装エリアを広げて趣味やバスケも存分に楽しめる、もう一つの庭に！

S様邸には、母屋とご自宅にまたがるように申し分のない広さの主庭がありますが、駐車スペース周辺には車を旋回するために必要となる舗装エリアが不足気味に。そこで、これまで主庭から伸びていた和風庭園を撤去。舗装を広げることで、一気にその不自由さが解決したのです。自家用車の一時的な駐車はもちろんのこと、愛車のメンテナンス、バスケットボールなど…コンクリート舗装だからこそ楽しめる自由度の高いエリアが広がりました。
この機会にガレージの横にはおしゃれな収納庫も設置。一部は屋根付きのフリースペースを備え、まるで隠れ家のようなマツモト物置「GM」シリーズからのチョイスです。木目の扉の自然な風合いはお庭にも自然に馴染み、以前は物置が置かれていただけのスペースでしたが、宝物の隠された秘密基地のようなストックヤードに生まれ変わりました！

無数のグランドライトやウォールライトが映し出す多彩なエクステリアライティング

今回のリガーデンのクオリティをよりいっそう高めているのが、夜の照明効果です。正面に配置されたホームヤードルーフからは天井のダウンライトの光が気品の漂う空間を創り出し、ご家族やお客様をやさしく出迎えます。
アプローチには舗装材に散りばめられた小さなグランドライト。無数の光が玄関口へと誘います。お庭のアクセントに設けられたデザインウォールの照明もやわらかに周囲を照らし、天然石の自然なゆらぎを映し出します。ベンチの下からはライン状の光がふんわりと座面を浮かび上がらせ、温もりのある景色を生み出しています。
そこここで目を楽しませてくれる多彩な光の共演、つい夜が待ち遠しくなりそうですね。