傷んだウッドデッキを撤去してメンテナンスフリーのお庭へ

耐久性に問題がある生木のデッキとお手入れの難しい芝を撤去し、自然石やフロアビーズなど雨や汚れに強いローメンテナンスなマテリアルでガーデンスペースをデザインしました。
天然木のウッドデッキは木の温もりや香りを楽しめますが、木材の種類によっては防腐剤を塗布するなど、メンテナンスが欠かせません。
新しいテラスは乱形石を使用して造作。天然石はメンテナンスフリーで美しい景観を保つことができます。
天然石によって華やかな印象のガーデンスペースに。石の組み合わせや配置、目地に至るまで職人の技が光っています。
腐食したウッドデッキを撤去したので、ガーデンスペースに出るための動線を新たにつくることが必要になりました。そこで、人工木とブロックで洋風の濡れ縁を設置。ガーデンスペースへの出入りがスムーズになりました。
シンボルツリーにはピンク色の花が可愛らしいシャラの木を植栽しています。シャラの木は木肌も美しく、花が咲いていない時期も独特のまだら模様をした幹を楽しめます。お手入れもしやすく庭木として人気の樹木です。石井様邸では、リビングからもダイニングからも眺めることができる位置にシンボルツリーを配置しました。ふと窓の外を眺めれば、自然を感じることができます。

ハートやクローバーなど遊び心が溢れたアプローチ

フロアビーズで造作したアール状のアプローチには植栽のスペースを多く取り、ガーデニングを楽しめるようにしました。既存の植栽を活かしながらアプローチをデザイン。お手入れが大変だった芝はリガーデンの際に撤去しました。アプローチの両サイドは人工芝を敷設したり、化粧砂利を敷き詰めれば、メンテナンスの手間もかかりません。またタイムやダイカンドラのようなグランドカバーになる植物を植えて、ナチュラルな空間を演出しながら、雑草を抑制することも可能です。
フロアビーズでハートやクローバーを描き、可愛らしいアクセントに。遊び心のあるデザインで歩くのが楽しくなるアプローチになりました。

ガーデンスペースの雰囲気に合わせて立水栓やフェンスを設置

利便性向上のため植栽の近くに移動させた立水栓には、新たにピンコロで水受けを造作。水受けには化粧砂利を入れ、水が浸透するようにしました。床面の乱形石と同系色であるサビ色のピンコロ石を使用することで雰囲気を統一しています。
また落下防止のためにロートアイアンのフェンスを設置しました。アイアンのフェンスを利用して、クリスマスのデコレーションをしたりすることも可能です。ガーデンスペースでの楽しみ方も広がりますね。