モダン×リゾートでワンランク上のエクステリア

以前の上島様のお庭は目隠しがなく、周囲の視線が気になっていました。そのことに加え、植栽のお手入れが大変になり、リガーデンについて考え始められました。真砂土とレンガの花壇で構成されたエクステリアをモダンでプライベート感のある空間にされることをご希望されていた上島様。しかしヒアリングを進めるうちに本当にご希望されているのはリゾート感のあるエクステリアであることが分かり、モダンさの中にリゾートテイストを加えたワンランク上のエクステリアをご提案させて頂きました。
真砂土で覆われていた床面は嵩上げし、リビングの高さに合わせてタイルテラスを造作。上質なタイルで高級感溢れる空間にデザインしています。周囲からの視線が気になる部分には、目隠しが必要ですが、壁やフェンス一色では単調なものになってしまいますね。そこで上島様邸ではデザインウォール・木目調の角柱・木目調のフェンスを使い、変化に富んだ目隠しを施しました。木目調の角柱とフェンスは適度に隙間ができるので、囲まれていても窮屈に感じることはありません。デザインウォールはモダンな印象を抱かせる白いタイルを使用していますが、一部はランダムな凹凸が魅力の天然石を貼り、リゾートな雰囲気を高めています。天然石の落ち着いたカラーが程よいアクセントに。デザインウォールの前はベンチを造作しているので空間に立体感も感じられます。デザインウォールと一体化したベンチはリビングと対面するように造作していますので、お庭で過ごしていてもご家族とコミュニケーションを取ることができます。
夜は間接照明の光でエクステリア空間を演出します。天然石を貼ったデザインウォールは陰影が印象的です。ベンチや花壇のくぼみを利用したバーライトでホテルのような高級感を演出。照明をふんだんに取り入れていますが、眩しすぎないのは間接照明をバランス良く取り入れているからです。間接照明をふんだんに取り入れることでリゾートムードも高まり、広さも感じられます。アーバンテイストに生まれ変わったお庭では、昼も夜も贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。

お手入れを楽しめる花壇でエクステリアに彩りを

レンガ積みの花壇は、お手入れが大変になり、リガーデンの機会に縮小することにしました。綺麗さを保つのには労力も時間も必要です。無理なく楽しみながらお手入れできるのが一番ですね。デザインウォールのコーナー部分には背の低い植栽を、タイルテラスの一部にはシンボルツリーを植え、土の面を減らしながらも自然を感じられるようにしました。お手入れを優先して花壇を全てなくしてしまうと寂しい印象のお庭になってしまいます。しかし面積は小さくても植栽エリアがあると、お庭が一気に華やかになり、見応えのある景観をつくることができます。また植栽のフォルムが直線的なエクステリアに柔らかさを加えます。

ファサードに美しさと安全をもたらすエクステリアライト

上島様邸にはお庭だけでなく、もう一つ解決したい問題がありました。それは夜になると「玄関まわりが暗くなる」という問題です。玄関まわりが暗いと外の様子が分からず、ドアを開けるのも怖く感じるものです。そこで新たに玄関まわりの植栽をライトアップするアッパーライトとポールライトを設置し、十分な明るさを確保しつつ、温かな光でお客様を迎える演出を施しました。またしっかりと明るさを確保することは防犯にも繋がり、安全性もアップします。