レンガとデザインウォールが織りなすクローズエクステリア

ご新築の引き渡しの後、エクステリアのご相談に来られた大澤様。ご近所の中でも一層際立つエレガントなご新築の外壁から着想を得た、レンガと自然石で彩ったナチュラルテイストのクローズガーデンが出来上がりました。

安全面では申し分ないクローズタイプのエクステリアはともすれば圧迫感を感じてしまう重苦しいものになりがちです。今回のデザインは重さを感じさせないよう、門まわりを閉じる門扉は軽やかなデザインのロートアイアン製の親子扉を設置し、オーバードアは桟が細めでスリットが目立つタイプを選ぶことで囲われていることから来る圧迫感を打ち消しました。しかしオーバードアも門扉も黒で統一しているので、エレガントな雰囲気は保ったままです。
大きい面積を持つデザインウォールもピンポイントでレンガを貼ることで、リズムと軽やかさがプラスされています。陶器製のネームプレートと白い口金のポストのコンビも見事ですね。

床面に咲き誇る鮮やかな乱形石

門扉を抜けた先は様々な素材で床面をデザインしてあります。まず一番目を引くのは何と言っても色鮮やかなピンク系の乱形石ですね。レンガで造作した花壇を更に取り巻くように施工された自然石のアプローチは、通る度に目を釘付けにしてしまう素敵なフォーカルポイントです。
お子様が裸足で遊んでも大丈夫なように、リビングルームの掃き出し窓前には人工芝のスペースを設けました。リビングルームに直結しているところなので、ママが家の中にいても外で遊ぶお子様を見守れる構図になっています。

テラス屋根のお陰でお庭の使いやすさが格段にアップ

既存のデザインでは玄関ドアの上には庇がなく、雨の日のお出かけは大変でした。そんな苦労も、新たに取り付けたテラス屋根のお陰で一気に解消です。従来の庇よりも一回り以上大きいテラス屋根は使い勝手も抜群。腰壁もあるのでプライバシーの向上にもつながっています。

造作した腰壁には給水管を内部に仕込むことで立水栓の役目も担っています。２口タイプの蛇口を取り付けてあるので、ホースを繋ぎっぱなしでも水道を使えるのが特徴です。水受けは動線の邪魔にならないようコンパクトなタイプを設置してあるので、足を引っ掛ける危険性もなさそうですね。

ロートアイアンの影が踊るファサード

門まわりはシンボルツリーを照らすように設置したアッパーライトの光がデザインウォールに反射していることで明るさを保つことができ、安心感を感じられます。
玄関前では、既存の門灯の光の角度を計算して取り付けたロートアイアンの飾りが床面に影を落としています。植物の蔓のような繊細な模様が楽しめるデザインのお陰で、仕事から帰ってくる際に小さな楽しみが増えましたね。