道路工事によって生じた問題を解決するエクステリア

以前のエクステリアに満足されていた石原様ですが、前面道路の嵩上げ工事が行われたことで、お気に入りのエクステリアが姿を変えてしまい、とても残念に感じておられました。その工事によって駐車場と道路の間には20cm程の高低差が生じ、その際にアスファルトで駐車場の舗装を行われましたが、アプローチのステップが埋まってしまったことやエクステリアの見栄えが悪くなってしまったことを気にされていました。今回のリガーデンでは、気になる問題を解決しながら、温かみのあるお住まいと調和した優雅さ溢れるヨーロピアンスタイルのエクステリアをご提案させて頂きました。
アスファルトは道路や公共の駐車場に使用されることが多い舗装材ですが、濃いグレーなので、その見た目から暗いイメージを与えてしまうことがあります。そのためアスファルトの駐車場は一度解体し、コンクリート舗装に。駐車場の手前（道路）側は洗い出し仕上げを施し、コンクリート舗装でも温かみを感じられるようにしています。また曲線を描いたスリットにはタイムというハーブを植え、ナチュラル感をプラス。タイムは丈夫なので、スリットグリーンにも最適です。春にはピンクの花を咲かせるので景観の変化も楽しむことができます。

レンガと緑でつくるヨーロピアンな雰囲気漂うアプローチ

以前、オープンだったアプローチにはLIXILのラフィーネ門扉を設置し、クローズスタイルのエクステリアにデザインしました。防犯性を高めるのはもちろんのこと、鋳物ならではの重厚感がレンガのお住まいと調和し、存在感を際立たせます。さらにお住まいの魅力を引き出すため、ファサードにはレンガ調のタイルを貼ったデザインウォールを。レンガの持つ素朴さや温かみ、重厚感を再現したタイルは空間に趣と上品さを与えます。ナチュラルでありながらも華やかさが感じられますね。
嵩上げ工事で埋まってしまったアプローチのステップは乱形石を使って新たに造作し、立体感と優雅な雰囲気をプラスしました。乱形石貼りのステップを上るとフラットに玄関まで移動することができます。床面はお手入れしやすいタイル貼りに。大理石のような意匠を持ったタイルは高級感が感じられます。アプローチの両サイドには植栽をふんだんに取り入れ、緑の小道を歩いているかのような雰囲気に仕上げました。ラベンダーやローズマリーなどのハーブ類も一緒に植えていますので、香りも楽しめます。緑に囲まれたアプローチは四季折々の景色でご家族とお客様を出迎えてくれることでしょう。