家族が自然と集まる、心ほどけるガーデンへ

雑草が広がり、お手入れの負担が大きくなっていたお庭も、計画的に整えていくことで、毎日の暮らしを支えてくれる大切な場所に生まれ変わります。
佐藤様のお住まいも、既存の樹木を活かしつつ、お庭全体の動線を見直し、自然の表情を残しながらも過ごしやすい空間を目指してプランニングしました。
まず、視界を大きく広げてくれるのが人工芝のエリアです。下地には防草シートと砕石をしっかりと敷きこみ、排水マス周りも丁寧に調整。青々とした人工芝は一年中美しい状態を保ち、お子さまが駆け回っても柔らかさが安心感を与えてくれます。建物に沿ってタイルテラスを配置することで、室内からの動線もスムーズになり、家全体の「外と内」のつながりがより自然になっています。
さらに、昼間は開放感あふれるガーデンとして、夜はしっとりと落ち着いた雰囲気に切り替えてくれるのが照明計画。タカショーのガーデンアップライトやポールライトが、植栽を柔らかく照らし、影が揺れるナイトガーデンを演出します。明るさだけでなく、光の色や角度にこだわることで、住まい全体の表情が豊かになり、夜の散策すら楽しみなひとときに変わります。
ガーデンリフォームは単なる外構工事ではなく、日常に小さな幸せを積み重ねるための大切なステージづくり。家族の気配が自然と集まる、そんな“帰りたくなる庭”を実現しました。

外時間を優雅に楽しむ“もう一つのリビング

タイルテラスは、屋外で過ごす時間をぐっと豊かにしてくれる空間です。白系タイルのアイコットリョーワ「イオニア」や、ラインが美しいアイコットリョーワの「モホーク」を組み合わせることで、どの角度から見ても上品な仕上がりになっています。下地コンクリートをしっかり施工することで、長く使っても歪みにくく、メンテナンスも簡単。汚れも落としやすいため、バーベキューや子どもの水遊びも安心して楽しめます。
タイルテラスをより贅沢な空間へと引き上げてくれるのが、タカショーのパティオムーヴ。ルーバーを可動させることで、季節や時間帯に合わせて光と風を調整でき、暑さを和らげたり雨の日も安心して過ごせたりと、屋外とは思えない快適さが魅力です。併設したウッドデッキ仕様のL字型ベンチは、家族や友人が気軽に腰かけられ、自然と会話が生まれるやわらかい場所に。
さらに、袖壁は山楽の「クラウディウォーリングスライス」で仕上げ、重厚感と温かみをバランスよく融合。石材の陰影がライトアップでより際立ち、夜のテラスは昼とは異なるラグジュアリーな表情を見せてくれます。

光が紡ぐ、ドラマティックな夜の庭

日が落ちると、ガーデンはもうひとつの表情を見せてくれます。佐藤様のお庭では、照明計画が“夜の美しさ”を大きく引き出すポイントになりました。
タカショーのガーデンアップライトミオは植栽の根元に配置することで、木々の陰影を立体的に浮かび上がらせます。ベンチ下に忍ばせたドットレスLEDバーは、足元にやさしく広がるライン状の光が印象的で、パーゴラまわりがまるでホテルのラウンジのような雰囲気に変わります。
ポールライトは、お庭の動線や境界を照らし、夜の安全性とデザイン性を両立。光の量は控えめに、しかし必要な場所にはしっかり届くよう計画しているため、眩しすぎず落ち着いた夜の景色を楽しめます。
照明は「ただ明るくする」ための設備ではなく、暮らしを豊かにするデザインのひとつ。昼間のにぎやかさとは違う、家族がゆったり語り合えるような上質なひとときを紡ぐナイトガーデンが完成しました。