神秘的で可憐なお花♪
ヒルザキツキミソウという名前は聞いたことがなくても、ツキミソウという名前なら一度は耳にしことがあるのではないでしょうか。
夕方から夜にかけて花を咲かせる、神秘的な美しさを持った植物です。そんな美しさを昼間も楽しめるのがヒルザキツキミソウです♪
今回は可憐な花でお庭を彩るヒルザキツキミソウの魅力についてご紹介します!
ヒルザキツキミソウは、アカバナ科の宿根草です。北アメリカ原産のマツヨイグサの仲間です。
別名エノテラとも呼ばれ、草丈は30㎝程度、花径は3~5㎝程になります。儚げな柔らかい花びらが、風にそよいでやさしい風景をつくりだします。
種をパラパラと蒔くだけで簡単に繁茂し、丈夫なので雑草化しているところも多く見かけます。適切に管理をすると、可愛らしく、柔らかい雰囲気の庭をつくることができます♪
群植するととても見応えがありますね!
また、昼だけではなく暗くなってからも咲いているので、夜の庭を明るく彩ってくれますよ♪
テキサス、アリゾナなどの原生植物です。別種のオシロイバナの別名と混同させないために、アカバナユウゲショウと表記される場合もあります。
ヒルザキツキミソウに比べ、小ぶりで濃い色の花を咲かせるタイプです♪
花径は1㎝程度です。細くすっきりと伸びた枝の先に小花を咲かせるので、和風の庭にもぴったりです。
分枝も多いので、小さいですが次々と花を咲かせます。こちらも大変丈夫でこぼれ種で増えるので、雑草化しているところも多くあり、その魅力が見過ごされている植物でもあります。
気温が下がると、どちらも地上部が枯れてきます。そのままにしておいても、次の年暖かくなってきたら旺盛に株を増やします!
ガーデナーにとって、ローメンテナンスの植物は大変重宝します。
ただ、どこをとってローメンテナンスと解釈するかはさまざまですね。丈夫な植物は、環境さえ合えばコントロールしにくいほど増えてしまうケースがあります。
ヒルザキツキミソウの種はとても小さく、あらゆるところから芽を出します。レンガやタイルの目地、アスファルトの隙間などにも深く根を下ろし、一旦根付いてしまうと抜くのが大変なくらいです。
そういった面倒な点もありますが、草丈もそれほど高くならず、可憐な花を咲かせるヒルザキツキミソウ。
メンテナンスにかけられる作業時間など、ご自身がイメージするガーデニングに合わせて上手に取り入れてみてください♪