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エリゲロン(源平小菊)

どんなイメージのお庭にしようかな〜?

お庭を作るときってまず最初にイメージを考えますよね!

可愛らしいお庭、雑木林のようなお庭、シックなお庭、皆さんはどんなお庭のイメージをお持ちですか?

樹木を選ぶときはもちろん、地面を覆うことが目的の「グランドカバー」もイメージに合ったものを選ぶことがポイントです。

グランドカバーは、緑の多いすっきりとしたもの、花がたくさん咲くもの、と種類がたくさんあります。また、組み合わせ方によっても随分印象の違う庭になりますよ♪

そんな中でも、とても可愛らしいお花がたくさん咲くエリゲロンという植物をご紹介します!

エリゲロンとはどんな植物?

エリゲロンは別名ヨウシュアズマギクとも呼ばれ、日本のハルジオンの仲間です。

このエリゲロン、北米ロッキー山脈から、ニューメキシコまで分布するキク科の宿根草で400種類ほどあるんですって!!

かなりの広範囲で咲いているお花なんですね♪

早い+老人??何のこと?

エリゲロンという名前はギリシア語で、「早い」を意味する「eri」と「老人」を意味する「geron」という言葉を組み合わせて作られているそうです。

春の早い時期に開花し、咲き終わると老人の白髪のような灰白色の軟毛に包まれることからこの名前が付けられたそうですが・・・なんとも変わったネーミングですね(^^;)

エリゲロンの魅力と特徴は?

なんと言っても花が可愛らしいことと、とても丈夫なことが大きな魅力と言えるでしょう。

特に1.5㎝ほどの小さな花を次々と咲かせるエリゲロン・カルビンスキヌアス、別名ゲンペイコギク(源平小菊)という品種が人気です!

園芸ショップでも簡単に手に入りますよ♪

丈夫で生育旺盛なエリゲロン

花色が白から濃い桃色へと変化していくので、春のとても華やかなグランドカバーになります。

可愛らしいお庭にぴったりですね!

寒風吹きすさぶ壁面でも旺盛に生育しているほど丈夫なので、ビルなどに壁面緑化の植栽にも利用されています。

グランドカバーの役割

近年、「グランドカバー」という言葉は一般的になりつつあるので、耳にしたことのある人も増えてきていると思います。ですが、その役割を理解している人は少ないかも知れません。

グランドカバーとは、土を剥き出しにしておかない為に植えられる植物のことです。

エリゲロンのように、グランドカバーに向いている植物を「グランドカバープランツ」と呼びます。

グランドカバープランツの果たす役割を理解すると、植え方の工夫や管理の仕方にも役立ちますね!

では土が剥き出しだとなぜいけないの?

土が剥き出しだと・・・・

●見た目が悪い。

●雨や直射日光で環境が変化しやすい。

●土や肥料が流出しやすい。

●雑草が増えやすい。

●埃がたちやすい。

●泥はねで通路が汚れやすい。

このように、土が剥き出しなのはあまり好ましくありませんね(^^;)

特に日本は雨が多いので、雨が植物の株元に叩きつけ、根が剥き出しになることも多く、植物を弱らせる原因になります。

また、日本の高温多湿の対策として、盛り土をする場合が多いのですが、雨が盛り土を崩し流出させてしまいます。

グランドカバープランツは、広い範囲に根を張り繁茂する特徴があり、雨が直接地面に降り注ぐことを防ぐので、土の流出を防ぐ土留めの役割も果たします。

また、直射日光を遮り、地温が上昇することを防いでくれます。

ECOで注目される壁面緑化

壁面緑化と呼ばれる手法は、その名の通り、”壁一面または一部を植物で覆う”というものです。

その機能性から近年取り入れる場所が増えています。商業ビルでもよく見かけますよね!

壁面緑化に用いられる植物は、殆ど水やりをしないで済むことを求められる為、エリゲロン・カルビンスキアヌスのように丈夫で乾燥に強い植物が活用されます。

壁面緑化のメリット

壁に日光が当たることを防ぎ、水分が蒸散することによって気化熱となり建物の温度の上昇を抑えることができます。

●外気温の影響を受けにくくなる為、冷房の使用量を削減することが期待できます。

●劣化して見た目が悪くなった壁の目隠しとして、ナチュラルなイメージに装飾することができます。

●都市部などで環境改善を進める場合、極端に狭い場所でも緑の量を大幅に増やすことができます。

●主要な道路や繁華街の騒音など、室内への影響を和らげることが期待できます。

商業ビルでよく見かける壁面緑化は、デザイン性だけではなく様々な利点があるんですね!

 

エリゲロンの管理の仕方は?

日当たりの良い乾燥した場所を好むエリゲロンですが、丈夫な植物なので多少合わない環境でも育ちますよ!

過度に心配する必要はないでしょう♪(嬉しい)

どんどん育つエリゲロン!でも広がり過ぎちゃったら?

生育も早く、こぼれ種でどんどん増えるので、一面敷き詰めるのにもそう時間がかかりません。

生育旺盛なため、かえって広がり過ぎる場合には思い切って地際までジョキジョキ刈り込むときれいに咲き揃いますよ!

では早く広げたいときには?

エリゲロン・カルビンスキアヌスをグランドカバーとして利用したい場合は、早く地面に広がってくれるとありがたいですね!

苗をたくさん購入して植えるのも良いですが、すぐに大きく育つので株間を空けて植える必要があります。ただ、そのままだと、苗が育つまで、隙間が空いている状態になります。

茎を横に倒してみましょう!

隙間を埋める対策として、茎を横に倒し小石などをその上に載せておくと良いでしょう。茎の節々から根が出て地面に活着し、早く広げることができますよ♪

簡単ですね!

挿し芽でも増やすことができますが、挿し芽の場合は水切れさせないように気を付ける必要があるので少し面倒です。

茎を倒すだけのやり方のように、株元から切り離さない方が、放っておくことができるので気軽で簡単です♪

どんな植物と相性がいいの?

イワダレソウなどの花を付けるグランドカバーと一緒に植えるのもオススメですよ♪

お互いの良さを引き立てつつ、庭を華やかに彩ります。

特に草丈が高い、バラなどの樹木やグラジオラスなどの球根植物との相性が良く、こういう植物の株元を守ります。

その他にも、ニチニチソウやゼラニウム、ペチュニアやカリブラコアなどとハンギングや鉢で寄せ植えするのにも向いていますね♪

寄せ植えの場合は弱い方に合わせるのがポイント!

数種類の植物を寄せ植えする場合には注意が必要です。それぞれ耐寒温度などの生育条件が違うので、弱い方に合わせて管理をするよう注意することが大切です。

エリゲロン・カルビンスキアヌスのそばに植えない方が良い植物たち

エリゲロン・カルビンスキアヌスのように生育旺盛な植物は、他の植物の生育を妨げることが多々あります。

特に草丈が低くデリケートな草花を近くに植えてしまうと、せっかくの植物が台無しになってしまいます。注意ですね!

こまめに刈り込みなどの手入れができるのであれば別ですが、特に、ネモフィラやワスレナグサ、ポーチュラカなどのように、低い場所で可愛らしい花をたくさん咲かせる植物は、エリゲロンに覆われて花が見えにくくなるだけでなく、株自体が競争に負けてしまう可能性があります。

できるだけ近くに植えないようにしましょう!

このように、相性の良い組み合わせを見つけることも、楽しみの一つになりますね。

エリゲロンの基本情報

■ キク科  宿根草(耐寒性多年草)冬期落葉種
■ 学 名 : Erigeron Karvinskianus
■ 別 名 : エリゲロン カルビンスキアヌス(学名)、源平小菊(ゲンペイコギク)、ペラペラヨメナなど
■ 原産地 : 南アメリカ(原種の主な自生地)
■ 花 期 : 晩春・初夏~秋
■ 鑑賞期 : 晩春・初夏~秋
■ 鑑賞(楽しみ)のポイント : 花
■ 香 り : 花の香りは微かに甘い香り。茎や葉をちぎると、好みが分かれる強い香りが漂う。
■ 用 途 : グランドカバー。寄せ植え。切り花。リース。
■ 花 径 : 1.5㎝程度
■ 草 丈 : 30cm程度(生育後の高さで花丈も含む)
■ 耐寒性 : 約-15℃
■ 耐暑性 : 強い
■ 耐湿性 : やや弱い
■ 耐乾性 : 強い
■ 日 照 : 日向~やや半日陰
■ 用 土 : 水はけさえ良ければ、特に選びません。
■ 剪定・刈り込みの適期 : いつでも構いません。特に梅雨入り前など、蒸れを防ぐ為地際まで刈り込みましょう。
■ 増やし方 : 種蒔き。挿し芽。株分け。
■ 注意点 : こぼれ種で、ブロックやタイルの目地からでも芽を出すほど生育が旺盛です。不要な場所の芽は、早めに抜きましょう。鉢植えの場合は、根詰まりしやすいので早めに植え替えましょう。

まとめ

エリゲロン・カルビンスキアヌスは、単体でもきれいな絨毯のように広がって素敵ですが、ほかの草花と組み合わせてブーケのような鉢植えにしてみたりするのも可愛い!

色々と試してみる価値ありですね!

簡単に扱えるから、ガーデニング初心者さんにもオススメします♪

楽しいガーデンライフを送ってくださいね。

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