ゴージャスなお庭にしたいときは?
花屋さんに行くと、ダリアのゴージャスな切り花が存在感を感じさせますね。そんな大輪の美しい花を自分で育ててみたいと思うガーデナーも少なくないでしょう。
華やかな花やインパクトの大きい花を咲かせたときの喜びはひとしおです。さらにガーデニングが楽しくなりますね♪
ダリアはキク科の多年草です。メキシコ、中央アメリカの山地に30数種が分布しており、別名テンジクボタン(天竺牡丹)とも呼ばれています。
ダリアまたはテンジクボタンは属の名称です。同属のピナータとほかの2、3種間で交雑され、花形、花色、草形などの品種改良がおこなわれ、多種多様の園芸品種が作出されています。
草丈も20㎝程度のものから、3、4mに成長するものまで幅広くあります。青以外ならどんな色も揃っているダリアは、その特徴を活かして、イメージに合わせた庭造りをしやすいアイテムです。
青以外ならどんな色も揃っているのは嬉しいですね!
ダリアには、草丈の区別で大きく分けて3タイプがあります。
切り花に向いているすらりとした株姿のもの、種から育ててその年に花が咲くこともある草丈の低い矮性のもの、草丈が3m以上にも成長する見応えのあるものの3タイプです。
大輪のものが多く、切り花用によく目にするゴージャスな花がこのタイプです。
花の形もカクタス咲きやポンポン咲きなど多様性があり、花色も多種多様です。自分で育ててテーブルや玄関に飾るのも大きな楽しみですね♪
コラレット咲きやアネモネ咲き、ピオニー咲きなど可愛らしく、凝った作りの花をたくさん咲かせます。
実生のものは、4月頃に種を蒔いて6月頃に植え付けをすると、8月頃には見事にたくさんの花を咲かせることができますよ♪
大きく花開き、たくさん花を咲かせるこのタイプは、広い場所に群植するとさらに見応えがあります。公園などにも大量に植え付けられ、訪れた人々を喜ばせています。
条件さえ合えば3mを超えるほどに成長する、草丈の高いタイプです。
庭に植えるガーデナーも増えてきているので、通り道の住宅の軒や塀よりも高いところから大きな花が顔をのぞかせているのを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ビルやマンションの脇に咲いていると優雅さやかっこよささえ感じさせますね!
ダリアは、多湿と強い低温に弱く、地中の塊根が傷んでしまうので注意が必要です。
水はけさえ良ければ、夏は旺盛に開花を続けます。冬期は地上部は枯れてしまいます。強い霜にあてないようフレームをかけたり、藁や落ち葉でマルチングをすればほとんどの地域で戸外の冬越しが可能ですよ!
ただ、長い期間、地面が凍ってしまうような地域では、地上部が枯れたあとに掘り起こし、塊根を乾かしたまま保管すると良いですね。
暖かくなってから植え付けて、たっぷりと水を吸わせると、また見事な花をたくさん咲かせます!
小さめの花を咲かせるタイプのものは、早めに数回摘心すると脇芽をたくさん出して、さらに多くの花を咲かせます。蕾のうちに虫がかじると開いたときに残念な状態になります。
綺麗な花を咲かせるために、見回りを欠かさないようにしましょう♪
丹精こめて育てた花を花束にして、大切な方へプレゼントするのも大きな喜びになりますね!
大きく綺麗に咲いた花は、早めに切り取ると残った茎で次々と蕾を展開するものがほとんどです。綺麗なうちにいろいろな活用方法で楽しんでみてはいかがでしょうか♪